はじめに
3月11日におきました「東日本大震災」により
多くの方の尊い命が失われましたことに謹んで哀悼の意を表します。
同時に、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
木の家は、国産の木で作られる生活支援賃貸住宅です。
住宅の組み立てに関わる雇用を生み出します。
国産の木を使用し同時にその土地の産地に雇用も生みます。
住宅と雇用の問題はしばらく続く問題です。
このプロジェクトを継続的に行っていくことによって、住宅・雇用を生み出し、
木の家を通して人と人をつないでいくプロジェクトです。
特徴
■150角の柱を使用した骨太構造,300角の大黒柱
> 耐震の安定性
■木のインテリアが醸し出す癒し効果
> 壁床天井に自然素材を使用
■ユニット工法による短工期化
> 職人不足にも材料不足にも対応
■木質構造における断熱性、遮音性
> 夏涼しく、冬暖かい、隣の音、家族間の音も気にならない
■人が集まりやすいゾーニング
> 共有のスペースを設けることでコミュニケーションを生む
仮設住宅と
復興支援住宅
(本設)について
国は仮設住宅を建てることを急務とし、取り組んでいます。
しかし仮設住宅に入居出来たとしても多くの問題があります。
※仮設住宅の居住性
(長岡大学技術科学大学 生物系 准教授 木村悟隆さまの論文をHPより抜粋し、引用させていただいております。)
○仮設住宅の居住性の悪さ
湿気や水漏れなど徐々に環境悪化していき入居者はストレス、不眠、アルコール依存症などの身体的、精神的な問題を増加させることになります。経済的な問題も降りかかり数多くの自殺者,孤独死を生じさせた経緯がある。また未だ続いている余震の恐怖は仮設住宅での不安を抱き、精神的不安が残ります。
○2年の原則
仮設住宅での暮らしは原則2年となっています。長期化することを考慮すると2年以上になる可能性も視野に入れる必要があります。
仮設住宅は応急処置にすぎず、直接の問題解決にはなっていません。過去の問題点に顧みて将来を見据えた計画をしなければならないと考えます。
→仮設住宅の居住性 ダウンロード(予定)
木の家
プロジェクト
→木の家プロジェクトの概要 企画書ダウンロード
→2011.03.28〜29 宮城調査報告ダウンロード
→2011.05.07〜08 宮城調査報告ダウンロード
サポートメンバー
一級建築士事務所 ビーフンデザイン
株式会社 シープラス
mabataki
CATALYZE DESIGN/カタライズデザイン
EANA
※このプロジェクトに賛同し協力していただける方々を募っております。
お願い
-生活支援復興住宅のための「たすけてください」の例-
■大家さん・地主さんご協力お願いします。「たすけてください」
駐車場、空き地(ライフラインが引ける所)等、土地をお持ちの方 賃貸住宅の普及に協力していただけませんか?
被災地の近くの大家さん、地主さんへ
▼01賃貸経営プラン
・土地を提供し、建物を新築する。
・寄付金が一部建築費に補填される。
2年間は仮設の住まいとして無料又は格安の賃料(管理等の最低経費)で宮城県による賃貸住宅の借上契約の制度から賃料を支払い、被災者へ住居を提供して頂き、2年後からは、賃貸住宅として、近隣家賃相場で賃貸住宅を経営して頂くプランです。入居、契約(定期借家契約)と管理業務は地元不動産屋さんにお願いします。
▼02賃貸経営プラン
・土地を提供し、建物を新築する。
・寄付金は利用しない。
賃貸住宅として、近隣家賃相場で賃貸住宅を経営して頂くプランです。避難地でお住まいの方々にできるだけ早く住む所を提 供できるプランです。(早く住んで頂く) 入居、契約(定期借家契約)と管理業務は地元不動産屋さんにお願いします。
仙台市ホームページ
応急仮設住宅への入居(随時受付分)
http://www.city.sendai.jp/hisaishien/2-6-3zuiji.html
▼03土地レンタルプラン
・土地を提供する。
・建物、経費は寄付金で運営予定。
建物は寄付またはファンドによって運営し、2年間の賃料は無料又は生活保護等の方法で払えるような安い設定(管理等の最低経費)で宮城県による賃貸住宅の借上契約の制度から賃料を支払い、運営するプランです。建物、経費は寄付金で運営予定。入居、契約(定期借家契約)と管理業務は地元不動産屋さんにお願いします。
2年後は下記のようなプランを考えています。
【案1】…2年後は近隣相場の賃料で引き続き土地を貸していただく。
【案2】…2年後、住んでおられる方に建物をプレゼントする。⇒建物は移設
土地を元に戻しおかえしします。(建物の移設費用、必要経費は別途必要になります。)
全国(被災地以外の)の大家さん、地主さんへ
▼04賃貸経営プラン
・土地を購入し、建物を新築する。
・寄付金は利用しない。 建物、経費は寄付金で運営予定。(2年間は宮城県の借上契約からの賃料の支払い)
賃貸住宅として、近隣家賃相場で賃貸住宅を経営して頂くプランです。避難地でお住まいの方々にできるだけ早く住む所を提供できるプランです。(早く住んで頂く)
遠くから、何か協力できないか?とお考えの投資家さま、被災者を助けてください。賃貸住宅建設用の土地の案内と契約から賃貸の入居、契約(定期借家契約)と管理業務は地元不動産屋さんにお願いします。
■その他のお願い ~ご協力お願いします。「たすけてください」
不動産屋さんへ
○大家さんをご紹介ください。
○入居者との契約(定期借家契約※1)手続きをお願いします。
○管理業務お願いします。入居者から最低限の賃料を頂き管理費にするか、支援金等の中から管理費にする予定です。
○入退去の募集お願いします。
○賃貸経営用の土地の候補案内、土地契約お願いします。
※1:一般的な「普通借家契約」とは異なり、「再契約型定期借家契約」では、従来の「普通借家契約」に比べて、家賃の滞納常習者やルールを守らない不良借家人を排除しやすいことが特徴です。 これにより「安定した収益の確保」はもちろん、「良好な住環境を形成しやすい」ため、「テナントリテンション(入居者の保持)」にもつながります。
輸送業者さんへ
宮崎~宮城(仙台)までの輸送のサポート(格安)でお願いいたします。
学生さんへ
このプロジェクトでは、ボランティアを募集しています。
○事務業務、各種サポート
○協力業者との交渉
○木の家の広報
○申請準備や役所協議
○図面や模型、CG制作
○工事のサポート、輸送のサポート
○不動産業者さん大家さん募集補助
ご自宅、ご家族でご利用の方は
親戚やご近所さんと2世帯で暮らすプランを検討してみませんか?
親戚、近所の方々と一緒に暮らしませんか?
土地を地元大家さん、地主さんにおかりして(寄付金利用予定)自分たちの力+寄付金で2世帯、3世帯住宅を建設する(仮設申請)。将来は自分の土地に移設して住宅として利用できるプランです。(建物の移設費用、必要経費は別途必要になります。)
※上記と同じ方法で、家族で暮らす一世帯用の戸建住宅を作るプランもあります。(家族で暮らすプラン)
木の家の特徴
■現地では基礎を施工していれば、後は輸送してきたものを組み立てる
→現地の手間が少ない
→それぞれの現場で雇用をつくる(産地と現地での組立)
■本設住宅として利用可能(確認申請は取得できるユニット)
→プレハブの仮設住宅は利用後、ゴミになってしまう
→仮設の住まいとして利用後、移設して本設を可能にできる
■ブロック工法のユニットの中には、建築資材、被災地で必要とされている
→資材を詰め込んで輸送できるため、輸送効率が良い
■住まいの要望に応じてユニットパターンをつくり、提供できる
寄付について
寄付によるご支援を募集しております。寄付は、住宅の建設費、住宅の輸送費、住宅の管理費など被災者の負担を減らす事につながります。
協賛して頂ける企業や一緒に活動していただける方々を随時募集しております。
※振込先は準備中です。