2016.01.09
Domus MAGAZINE No,952 にアウトドア・ハウスが掲載されました。
イタリアの建築雑誌Domusの本誌とウェブサイトにアウトドア・ハウスが掲載されました。
https://www.domusweb.it/en/architecture/2011/11/02/be-fun-outdoors-indoors.html
Domus本誌は2011/11/28発売されました。
Domusとは、1928年に創刊され、21世紀の現在まで刊行が続けられています。建築およびデザインの分野で、世界的に著名な雑誌であり、同分野に対して大きな影響を与え続けています。
Wikipedia : http://ja.wikipedia.org/wiki/Domus
設計:BE-FUN DESIGN + EANA
和訳:
アウトドア・ハウスは、BE-FUN DESIGNが設計した品川区にある小さな住宅であり、大都市の複雑性からくる双対と反駁に対し新しい答えを出しています。この都市的な要素と双対した、熱狂的なトレッカーや登山家である若い夫婦のために設計されたアウトドア・ハウスは、わずか36平方メートルの2階建ての家でありながら東京という大都市と共存しています。住宅に入るとすぐに、山を高く押し上げたような地下の推力がこの家の形を表したかのように、垂直方向の内部推進力を錯覚させられます。
屋内にあるクライミングウォールは、屋外と屋内の二分に象徴的かつ物質的に表現しています。 OSBパネルで覆われたクライミングスペースは、暖かみがあり、素朴で安定感がありますが、窓は軽快で風通しの良く、また、天候によって透明度が変化します。
東京を訪れた外国人は日本の住宅の窓がただ東側に配置された窓ばかりで、風景を「フレーム」する為に配置された窓がないことにしばしば驚かされます。これは日本の伝統的な建築には、透けて見える窓の概念がないからです。これはこれまで日本人は、外にとどまって景色を楽しむか、障子と襖などの透けて見えない不透明な建築の要素によって囲まれてきたからです。アウトドア・ハウスでは、大きな窓を壁に配置しているのに、この窓を通し内部の人々が空を眺めるように誘うことで、日本の「見る」という行為に新しい体験を提供しています。
DomusのHPはこちら。
https://www.domusweb.it/en/architecture/2011/11/02/be-fun-outdoors-indoors.html
是非ご覧ください。